○清流劇場(せいりゅうげきじょう/英名:Seiryu Theater)

1996年1月設立。
清流劇場は「清濁を併せ呑んで、尚、清流たらんとする」目標を掲げています。
その意味は、舞台表現に携わる者として、私たちは「人生の光と闇」をしっかりと見つめ、「それでもやはり、人間は素晴らしい。人生は素晴らしい」と、信じられる舞台創作を目指すことにあります。
劇団設立当初より、その舞台には社会的弱者と呼ばれる人々がしばしば登場し、独自のユーモアや庶民的な知恵を発揮しながら、困難な現代を生き抜いていく姿を描き、人間讃歌の舞台創作を試みてきました。
また、田中孝弥の文化庁新進芸術家在外派遣研修員としてのドイツ・ベルリン留学(2004年9月〜2005年8月)の経験をきっかけに、海外戯曲の翻訳上演や外国人との共同創作に取り組むなど、国際的な視野を備えた演劇創作活動へとその輪を広げてきました。近年は国際演劇祭への招聘参加も実施しています。
清流劇場は現代性に富んだテーマを戯画化し、社会をより簡潔に、より深く見つめ直す舞台作品の上演を通じ、観客と共に社会を見つめる目を養い、新しい価値観を見出す創作活動を実施しています。 ※清流劇場は現在(2014年1月現在)までに31回の本公演を実施しています。詳細は下記をご覧下さい。

○清流劇場上演記録(特記がない限り全て作・演出は田中孝弥が担当)

年月 作品 会場・備考
1996年2月公演
(旗揚げ準備公演)
四季絵 ウイングフィールド(演出:塩原礼貴)
1996年7月公演 愛する人達 アイホ−ル ※名古屋文化振興賞佳作受賞作品
1997年4月公演 雨の脚 扇町ミュージアムスクエア
1997年9月公演 紙縒り アイホ−ル
1998年4月公演 春霖 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
1998年11月公演 珊瑚抄 扇町ミュージアムスクエア
(扇町アクト・トライアル'98参加作品)
1999年4月公演 虹と油 アイホ−ル(提携公演)
1999年9月公演 朝顔が発射する 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
1999年12月公演 四季絵(再演) ウイングフィールド(1週間2本立て公演)
※企業メセナ認定公演
かたつむりの島にへんな人がたずねてくる記
2000年7月公演 ぼらるじんの一日 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
2000年12月公演
(第10回公演)
駝鳥の飲む水 アイホ−ル(提携公演)
2001年2月公演 国境の夜 大阪市立芸術創造館
(作・秋田雨雀)
※第3回大阪演劇祭 クラシックルネサンス参加公演
骸骨の舞跳
2001年7月公演 きなこぱんネエちゃんの恋 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
2001年12月公演 約束のヒト 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
2002年7月公演 うさぎの電報 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
2002年夏公演 バーサよりよろしく ウイングフィールド(2作品一挙上演)
※ウイングフィールド10周年記念企画参加作品
ロング・グッドバイ
2002年12月公演 キフキフ 扇町ミュージアムスクエア(協力公演)
2003年7月公演 ホーキ星の出た日 大阪市立芸術創造館(マンスリーシアター)
2004年2月公演 この恋や思いきるべきさくらんぼ アイホール(提携公演)(作・北村想/新作書き下ろし)
2004年7月公演 わが町 大阪市芸術創造館(提携公演)
2006年4月公演
(第20回公演)
日向ぼっこ 大阪市立芸術創造館(マンスリーシアター)
2006年12月公演 鬼の顔 アイホール(提携公演)
2008年2月公演 ビーダーマンと放火犯人 大阪市立芸術創造館
(「ビーダーマンと放火犯人」
作:マックス・フリッシュ/翻訳:田中孝弥)
Kibou_concert@signal.jp
2009年2月公演 モザイク 大阪市立芸術創造館(マンスリーシアター)
※平成20年度芸術文化振興基金助成公演
2010年2月公演 The Cradle 大阪市立芸術創造館(マンスリーシアター)
(「The Cradle」演出:Sascha Berner)
SALT
2010年11月公演
日韓協働創作公演
AQUAPOLIS 大阪市立芸術創造館(芸創エクスペリメンタルシアター)
※本作品はAAF戯曲賞最終選考に残る。
2011年7月公演 WOYZECK version FUKUSHIMA スタジオSTR(SHOWCASE)
(原作:ゲオルク・ビューヒナー/構成:田中孝弥)
2011年10月公演
(韓国公演)
SALT アート3ゾーンシアター(韓国)
※チュンチョン国際演劇祭2011招待作品
2012年3月公演
日韓協働創作公演
15人の海民(ウーミン) アイホール(提携公演)
2012年5月公演 ゴスポディンとよばれて スタジオSTR(作:フィリップ・レーレ)
※ドイツ同時代演劇リーディング
大阪ドイツ文化センター+清流劇場共同プロデュース
2013年3月公演
(第30回公演)
ANTIGONE in the Debris
瓦礫の中のアンティゴネー
アイホール(提携公演)
(原作:ソポクレース)
2013年6月公演
(ドイツ公演)
WOYZECK version FUKUSHIMA ギーセン市立劇場 TiLスタジオ(ドイツ)
(原作:ゲオルク・ビューヒナー)
※ドイツ・ビューヒナー国際演劇祭招聘作品
2013年10月公演 WOYZECK version FUKUSHIMA オーバルシアター(提携公演)
(原作:ゲオルク・ビューヒナー)
※ドイツ・ビューヒナー国際演劇祭招聘作品
(日本凱旋公演)
※平成25年度芸術文化振興基金助成公演
※平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演
2014年3月公演
上演予定
群盗/東京/2020
DIERÄUBER/TOKYO/2020
アイホール(提携公演)
(原作:フリードリヒ・シラー)
※大阪ドイツ文化センター協力公演