ワークショップではなくCAFE
簡単にいえば、ワークショップのようなものを企画しました。
でもそれは、従来の「教える−教えられる」垂直型のものではなく、一緒に「学び合い−深め合う」水平型のものにしたいと思っています。
ですからタイトルは一旦、ワークショップとしていますが、CAFEあるいはSALONのような場にするつもりです。
俳優や演出家・スタッフなどの演劇人が集う「シゲキの場」。
そしてボクは講師ではなく、進行であり、このCAFEに集う一人です。
CAFEの内容は、ドイツの劇作家・シラーの作品「群盗」をテキストに、作品内容の読解や分析・テキストの持つ普遍性を参加者同士で語り合います。
いわゆるブレーンストーミングです。
そして今、この作品を上演するにあたり、どんな演出や演技が有効なのかを、実際に演じながら探っていきます。
「演技を上達させるためのワークショップ」ではありませんが、しっかりと考え、明確な意図の元に演技することは、ひょっとすると、俳優として、新たな役作りアプローチの一助になるかも知れません。
明確な演出言語で自らのプランを語る演出家になるキッカケとなるかも知れません。
新たな出会いや新たな価値観、新しい創作環境を求める人たちが出会えるCAFEへ、多くの方が集ってくださることを期待しています。
清流劇場 田中孝弥 |