VISIONENドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ vol.1
(ドイツ文化センター・大阪+清流劇場共同プロデュース)
『ゴスポディンとよばれて』(原題:Genannt Gospodin)
日時
2012年5月17日(木) 19:30
18日(金) 19:30
場所 スタジオSTR

最寄り駅:JR天満駅
※ チケット予約された方にのみ地図をお配りします
料金 入場料金:1,000円
  • 全席自由です。
  • 開場は開演の30分前です。
  • 小学生以下のお客様はご入場になれません。
  • 作品上演中のご入場は制限させていただく場合がございます。
  • 会場内は、飲食喫煙・写真撮影は禁止です。
出演
出演: 仲里玲央
イシダトウショウ
アンディ岸本
森田祐利栄
(エイチエムピー・シアターカンパニー)
相原マユコ(j.a.m. Dance Theatre)
スタッフ
作: フィリップ・レーレ
(Philipp Loehle)
翻訳: 寺尾格
演出: 田中孝弥
音楽・
ピアノ演奏:
仙波宏文
舞台写真: 石川隆三
web: 飯村登史佳
ドラマトゥルク: 小野紗也香
協力: 株式会社WAC
山室功
制作: 浜口朋子
企画製作: ドイツ文化センター・大阪+清流劇場
協賛: 株式会社AMADEUS
後援: 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
● VISIONENの趣旨

2010年夏に東京ドイツ文化センターで始まった新しい演劇プロジェクト「VISIONEN」を、今年春から関西でも始動します。
VISIONENは英語の「ビジョン」と同様、視野、先見性、将来性などを意味するドイツ語で、このタイトルのもと定期的なリーディング公演を行っていきます。
ドイツ語圏の演劇作家たちは自分たちが生きる今の社会を鋭く切り取った作品を次々と発表しています。同じ時代を生きる日本の演劇人たちが彼らの作品をリアルタイムで受け止め、日独演劇交流の新たなプラットフォームを形成していくことを目指しています。
● 「ゴスポディンとよばれて Genannt Gospodin」−反資本主義のコメディー−
(初演:2007年10月27日 ボーフム劇場)
歩行者天国でラマを連れ歩いては生活の糧を稼ぐゴスポディン。友人たちは物乞いだと揶揄するが、本人は資本主義から開放された自由な生活を謳歌していると意に介さない。ところがある日、そのラマが環境保護団体グリーンピースに保護(略奪)されてしまう。友人たちはゴスポディンの持ち物をひとつまたひとつ貸してくれと言っては持ち去り、恋人は電話とマットレスまで持ってゴスポディンのもとを去って行く。残ったのはラマの寝床の藁の山だけ。悲劇の始まりかと思いきや、ここでコメディーの幕が開く。ゴスポディンが怪しげな方法で大金を手に入れると、周囲の人間たちがふたたびゴスポディンに群がってくる....

● 劇作家・フィリップ・レーレ(Philipp Loehle)について

1978年ドイツ南西部の町ラーヴェンスブルク生まれ。エアランゲンとローマの大学で歴史、演劇・メディア学、ドイツ文学を専攻。学生時代の2005年にエアランゲン劇場で初めての作品“KAUF-LAND“が上演される。卒業後はベルリンでテレビ、映画関係のインターンとして経験を積み、短編やドキュメンタリー映画も発表。2006年からバーデン・バーデン劇場で演出助手を務めながら、2007年に“Genannt Gospodin“を執筆、同作はドイツ工業連盟の奨励賞を受賞。2008年秋からはベルリンのマキシム・ゴーリキー劇場(ベルリン)座付き作家。“Lilly Link oder Schwere Zeiten fur die Rev“ では2008年、ハイデルベルク・シュトゥッケマルクト(戯曲市場)で審査員賞を受賞している。