清流劇場2012年3月公演 AI・HALL提携公演
『15人の海民』
日時
2012年3月9日(金) 19:30
10日(土) 15:00 / 19:00
11日(日) 13:00 / 17:00
場所

兵庫県伊丹市伊丹2-4-1(MAP
TEL:072-782-2000
  • JR宝塚線(福知山線)伊丹駅下車西側スグ。
  • 阪急伊丹線(塚口駅より乗り換え)伊丹駅下車、
    東へ徒歩7分。
料金 前売:3,000円
当日:3,300円
  • 全席自由です。
  • 開演1時間前より整理券を発行、開場は開演の30分前です。
  • 小学生以下のお客様はご入場になれません。
  • 作品上演中のご入場は制限させていただく場合がございます。
  • 会場内は、飲食喫煙・写真撮影は禁止です。
出演
出演:

仲里玲央
魔瑠(遊気舎)
イシダトウショウ
アンディ岸本((劇)COLORS)
瀬口昌生(演劇万能舎)
岬千鶴(インテレ−P)
八田麻住(劇団五期会)
全リンダ(創作箱『絆()』)
山本拓平(極東第四次産業)
出口勇作
西岡裕子(en: en)
イ・テヒョン(劇団「」)
キム・インチョル
リュウ・キョンイン

スタッフ
作・演出: 田中孝弥
美術: 堀容子
照明: 呉光雨
音響: とんかつ
音楽: 仙波宏文
写真: 石川隆三
通訳・翻訳: 全リンダ
web: 飯村登史佳
宣伝美術: 岡田ゆうや
協力: 合資会社 ボズアトール /
ライターズカンパニー
田畑冨久子事務所 /
サンオープランニング /
株式会社WAC
山室功 / 嶋田邦雄 /
山下智子 / 森岡慶介 /
里山智子 / 居原田晃司
制作協力: 浜口朋子
企画制作: 清流劇場

とある建築系雑誌を読んだ。
第2次大戦後の復興住宅も、現在の避難キャンプや仮設住宅も、その建設の基本的な考え方は、18世紀末のフランスの産業資本家たちが考案した配置計画が元になっているらしい。
コンセプトは、「家族のプライバシー」と「家族間の隔離」、そして「それら家族の管理」。
要するに、労働力の確保だ。

ジュネーブ、1994年、ルワンダ難民キャンプについての国連難民高等弁務官事務所シェルター担当官の言葉。
「あまり住み心地の良いシェルターを与えると難民が住み着いてしまうから、最低限のものを与えておけばいいのさ」。
それでも東北の方々は言う。
「こんなにお世話になっていて、そんな贅沢は言えない」。
いい人。統治者側・経営者側にとって、都合のいい人。
ボクは思う。この国は私たちを守りはしない、と。

今回の作品は、カバのお腹の中のお話です。
逃れられない胃袋の中での生活を自らに課してみたかったのです。
今回もソウルでのオーディションを経て、韓国人俳優3名を関西にお招きすることとなりました。異なる言葉、文化・習慣の違いを越えるのではなく、それぞれがそれぞれに持つ小さな矢印の群れが共存できる、そんなサンクチュアリを劇場に描こうと思うのです。
清流劇場の日韓共同創作、ご期待下さい。

田中孝弥